コラム

年度末までに離婚したい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「年度末までに離婚したい」という希望をよく聞きます。特に、学童期のお子さんをお持ちの方に多いです。

離婚をすると、子どもの親権者は母親になることが多いですから、それに伴って子どもの名字が変わることが多いです。(もちろん名字を変えない方もいらっしゃいます)

親が離婚をするというだけで子どもにはかなりの負担をかけているわけだから、名字が変わって更に学校でイヤな思いをさせたくないという母親の気持ちが、名字が変わるならせめて新しい学年になるのに合わせて、とか、小学校に上がるタイミングで、ということに繋がっています。

最近は離婚も珍しくなくなってきたとはいえ、子どもを思う親の気持ちは強く、この年度末(実際には事務手続きも考慮してもう少し早く)を目標にして頑張る方はやはり多いですね。

ただ、離婚は相手があるもの。実際には、自分の希望どおりに話しは進みません。それでイライラして体でも壊したら元も子もないですからね。

仮に年度末に間に合わなかったらこうしよう!というセカンドプラン、サードプランも考えておくのが良いですね。

目指したいのは「年度末」ではなく、「子どもの負担をできるだけ少なくすること」だということをお忘れなく。

 

 

関連記事

ABOUT US

行政書士飯塚實事務所 なでしこ離婚相談室(静岡県藤枝市)

最新のブログ

  1. 令和6年4月1日から、民法の改正親子法制が施行されます。
  2. 能登半島地震から1か月が経ちました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
  3. 離婚の話しが持ち上がったとき、相手に勝手に「離婚届」を出されないように、もしくは、もし出されても役所...