コラム

相手の出方を予想しすぎて身動きがとれなくなることがある

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離婚をするまでの計画は大事です。

・いつ離婚を切り出そうか。
・いつ家を出ていこうか。
・別居後の生活費はどう工面しようか。
・子どもの学校生活にできるだけ影響が出ないようにする方法は?

自分の人生を左右する大きな決断ですから、計画や道筋を立てて行動して欲しいと思います。

自分の計画の一方で、今度は相手の出方を予想するのもある程度は必要です。

・離婚を切り出したら相手は「NO」と言うだろう。
・家を出たら相手は実家に押しかけるだろう。
・別居後は生活費はもらえないに違いない。
・子どもを返せと言うかもしれない。
などなど・・・

相手の出方を予想して、自分がどう対処しようか考えるんですね。
けれど、予想は予想。
あくまでも自分の憶測であって、必ずそうなると決まっているわけではありません。

なぜこんなことを書くかというと、ときどき、自分の憶測に縛られて思考が堂々巡りをしていたり、身動きが取れなくなってくる方を見かけるからです。
先を読みすぎて、自分で自分を動けなくしているように感じます。

相手の出方を予想して対処方法をシミュレーションしておくのは、感情的にならずに冷静に対応するためには必要なことです。

大事なことは、自分の憶測に縛られすぎないことと、出てきた問題に対応できる柔軟性を身につけること。

なんだか同じところをぐるぐる回ってて苦しいな、と感じたら思い出してみてください。

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行政書士飯塚實事務所 なでしこ離婚相談室(静岡県藤枝市)

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