離婚にあたって養育費の額を決めるのは、結構大変なことですよね。
子どもへの愛情はあるにせよ、支払期間が長く続くことがほとんどなので、
支払う側はなるべく少ない金額にしたい。
もらう側はできるだけ多い金額にしたい。
お互いの懐事情が最もぶつかる事柄だと言えるでしょう。
「養育費算定表」というものをご存知でしょうか。(ご存知ない方はネットでも見れますので見て下さい)
この算定表はちゃんとした計算式に基づいて作成されているので、お互いの収入や物価が大きく変わることがないという前提では、私は、支払う側・もらう側どちらにも公平な金額が算出できると思っています。算定表は養育費の額を決めるひとつの目安になりますね。
ところで、養育費を払ってもらう上で重要視したいことは何だと思いますか?
私は、「子どもが独り立ちするまで途切れなくずっともらえること」だと考えています。
統計では、養育費をずっと支払ってもらえているのは全体の4分の1くらいだそうです。
統計には表れない様々な事情があるでしょうが、途中で養育費の支払いが途切れると、それはそれは大変!
それをできるだけ避けるためには、養育費の金額自体が適正な金額であることが大事です。
支払う側に無理のない(余裕すぎるのも問題ですが)養育費の額であることが大事なんですね。
今は、自治体によっては医療費や給食費や高校の授業料など、以前に比べれば公的支援が充実してきました。
公的支援を上手に活用しつつ、養育費は途中で途切れることなく最後まで長~くもらい続けられる金額に決めて欲しいと思っています。